2018年4月20日

17年度全国粗鋼、2年ぶり減1億484万トン 電炉鋼は7%増

 日本鉄鋼連盟が20日発表した2017年度の全国粗鋼生産量は前年度比0・3%減の1億484万トンで2年ぶりに減少した。高炉メーカーの相次ぐ生産トラブル、原油安によるエネルギー関連需要の減少、建設分野の需要回復の遅れなどが重なり、2年ぶりに1億500万トンを下回った。転炉鋼が2・5%減の7925万トン、電炉鋼は7・2%増の2558万トンで、電炉鋼比率が1・7ポイントアップの24・4%に上昇。自動車、機械など製造業分野で先行した需要回復が特殊鋼電炉メーカーの生産を押し上げた。

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