2018年5月1日

米鉄鋼輸入制限、EUなど適用除外延長

 米政府は30日、25%の関税を課している鉄鋼製品に対する輸入制限の国・地域別の暫定適用除外を一部延長するなどの修正措置を発表した。数量割当などで何らかの合意が成立した韓国、アルゼンチン、豪州、ブラジルを無期限で除外するとした。交渉中の欧州連合(EU)、カナダ、メキシコは暫定的な適用除外を1カ月延長する。日本を含めて新たな国・地域の適用除外はなく、税率にも変更はなかった。一方で当初停滞していた品種別の除外手続きが進展し始めており、日本勢としては品種別の除外認定に期待が集まる。