2018年7月12日

鉄スクラップ関東輸出価格、3万4330円 330円高

 関東鉄源協同組合(理事長=山下雄平・ヤマシタ社長)は11日、鉄スクラップ輸出入札(7月契約、船積み期限は8月31日)を実施し、落札価格(H2)はFASトン3万4330円となった。1番札のみの落札で数量は1万5000トン。前回(18年6月13日実施)比330円高と2カ月ぶりに上昇。12カ月連続で同3万円を超える高値水準が続いている。今回の結果では関東地区のメーカー炉前購入価格の高値を下回ったものの、湾岸価格を上回った。品質問題など日本産鉄スクラップの輸出動向で先行き不透明感が漂い、国内では夏季炉休シーズンに突入する環境下で、「今回の結果で国内鉄スクラップ市況が大崩れする可能性が小さくなった」(ディーラー)との見方がある。

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