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技術が生み出す新素材、素材から生まれる新発想―大同特殊鋼
ベアリング鋼の世界トップメーカー=山陽特殊製鋼


材料:   ステンレス  ニッケル  チタン    アルミ  その他
形状: 鋼板  鋼管  線材  棒鋼
用途: 自動車  建設
環境: リサイクル  鉛フリー  クロムフリー  カドミフリー  処理機械  アスベスト
製品・技術: ボルト  溶接・接合  めっき  加工  超電導  アモルファス  磁石  表面改質
         防食  金属粉末  熱処理

 2004年
> 新製品・新技術情報バックナンバー

02/27  住金・JFESなど4社 新鉄道高架システムを開発
02/23  日本タングステン、鉛を使わない放射線遮蔽材を開発
02/23  三菱電線、家庭・小規模ビル向け光配線製品を発売
02/19  三菱マテリアルツールズ、エンドミル2種新発売=非鉄・重切削加工用
02/17  フジクラ、業界最高レベルの新型融着接続機を発売
02/10  住金・鴻池組、急速・省スペース施行工法を開発=小型道路高架橋工事
02/10  日立電線、新マイクロBGAパッケージ開発
02/05  三菱製鋼、純マグネのコイル箔圧延に世界初成功
02/05  大同特殊鋼、高透磁率ハロゲンフリーの電磁波吸収体を開発
02/05  産総研、金属複合ナノポーラス材料の合成に成功
02/05  日立電線、廃架橋ポリのリサイクル技術を開発
02/05  三協アルミと三菱電工、建材一体型太陽電池を開発
02/05  住電情報システム、類似情報検索エンジンの大容量モデルを開発
02/04  古河機械金属、超微粉末製造粉砕機を共同開発

住金・JFESなど4社 新鉄道高架システムを開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 大林組、鴻池組、住友金属工業、JFEスチールの4社は26日、財団法人鉄道総合技術研究所(副島廣海理事長)が開発したフローティング・ラダー軌道を利用する、『ラダー高架システム』を開発したと発表した。レールとラダーマクラギによる複合レールを、高架橋路盤より低バネ剛性で支持した軌道であり、騒音・振動の軽減や工期縮減が可能となる。

 フローティング・ラダー軌道は、従来の横マクラギに対し、騒音や振動の低減が図れるラダー(梯子)型のマクラギを使用する。ただ、従来の高架橋であるビームスラブ式ラーメン高架橋では、急速施工や機械化施工によるコスト縮減や工期の短縮が難しく、フローティング・ラダー軌道の特性を最大限活かせなかった。4社は、計量で高剛性の軌道支持梁やCFT柱、回転貫入鋼管杭を組み合わせ、ラダー軌道に対応した高架システムを実現した。これにより、従来の高架システムと比べてコストで10―15%、工期で20―35%縮減できる。

日本タングステン、鉛を使わない放射線遮蔽材を開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 タングステン、モリブデンなどの金属精製、加工ならびに販売を行う日本タングステン(本社=福岡市博多区)は、鉛に替わる新素材として、環境にやさしい放射線遮断材「高比重タングステンシート(比重=11.5以上)を開発、販売を開始した。

 同製品の製造方法は、特殊な方法で混合調整されたタングステン粉末とエラストマー樹脂を加温混練し、加圧成形することで内在する空気を取り除き、最終的に高密度な均一なタングステンシートを製造。シートは縦250_×横250_×厚さ1―3_を標準サイズとしている。

 特長として、
 (1)鉛と同等以上の高比重と放射線遮蔽能力を持つ
 (2)価格はタングステン合金の半分以下(当社比)
 (3)加工性に優れ、家庭用のハサミで裁断・穴明けが可能
 (4)柔軟性にあり伸縮、折り曲げが自在。複雑な曲面形状での使用が対応
 (5)鉛などの有害物質を含んでいないため、取り扱い、保管、廃棄などが容易にできる――など。

 用途としては、ハンダ接合部のX線透過検査装置、医療用X線検査装置、原子力関連施設などの放射線遮蔽材や放射能防護機器、制振材・ウェイト・音響部材など。

三菱電線、家庭・小規模ビル向け光配線製品を発売
[ NEWS HEAD-LINE ]
 三菱電線工業はこのほど、情報ネットワークの光化進展を踏まえ、高い曲げ損失特性の家庭内、小規模ビル向け光ファイバー・ケーブル、コード変換部材、接続箱などの光配線関連の新製品を販売すると発表した。

 今回の新製品は、光ファイバーで、GI型でも曲げ損失特性向上型SM級の耐曲げ特性を実現。またケーブル仕様では、0・25ミリメートルUV心線を採用して心線集合工程が不要なフラット構造にし、施工の自由度を引き上げた。

 簡易コード化部材は、工事現場で2心フロアケーブルの成端加工を行うことを目的にしたもので、初期投資低減、省スペース、任意場所への取り付け可能などの特色がある。

三菱マテリアルツールズ、エンドミル2種新発売=非鉄・重切削加工用
[ NEWS HEAD-LINE ]
 三菱マテリアルツールズは17日、三菱マテリアル神戸ツールズが開発、製造するエンドミル2種の販売を新たに開始すると発表した。非鉄材料加工用の「2枚刃DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)コーティングエンドミル」と重切削加工用の「ミラクルラフィングエンドミル」。

 「2枚刃DLCコーティングエンドミル」は、耐溶着性に優れた独自のDLCコーティングを適用。アルミ合金をはじめGFRP、CFRP、銅合金、グラファイトなどの加工に適する。永田精機との共同開発により、従来のDLCコーティングの弱点であった密着力を大幅に向上、CVDダイヤモンドと並ぶ硬さを実現した。

 「ミラクルラフィングエンドミル」は、一般鋼材から高硬度焼き入れ鋼、ステンレスやチタン、耐熱合金まで、幅広い重切削加工に対応する。切りくず排出性に優れた断面形状と耐チッピング性の高い新設計の採用により、切削抵抗が小さく高能率の加工を可能にした。

フジクラ、業界最高レベルの新型融着接続機を発売
[ NEWS HEAD-LINE ]
 フジクラは、3月から業界最高レベルの性能と、初めてとなるモニターレイアウト切替機能付き単心コア直視型光ファイバー融着接続機を販売する。光アクセス系関連製品のラインアップ拡充の一環で、融着機トップシェアの同社では性能向上により一段の拡販をめざす。

 今回販売を始めるのは、「FSM―50S」。融着接続時間9秒(従来品15秒)、加熱補強35秒(同60秒)と世界最速を実現するとともに、フロントモニターとトップモニターを切り替えられる業界初の機能も併せ持っている。

 操作性についても接続手順回数を17回から11回へと大幅削減、バッテリー接続回数も倍以上へと改善した。

住金・鴻池組、急速・省スペース施行工法を開発=小型道路高架橋工事
[ NEWS HEAD-LINE ]
 住友金属工業は鴻池組と、小型道路(乗用車専用道路)高架橋工事で、用地確保が困難な都市部での施工に適する「急速・省スペース施工法(クル・スル工法)」を開発した。従来の高架橋工法に、上部桁の架設方法として新たに開発した「中折り回転工法」と「送り出し工法」を組み合わせたもので、最小の占有幅、最短の期間で小型道路高架橋を構築する。従来に比べ建設コストを約20%縮減、工期を約70%短縮できる。

 小型道路高架橋は軽量で占有幅の小さい小型車を専用の高架橋で走行させ、用地取得が難しい都市部の交通渋滞問題を最小の事業費で解決していこうというもので、国土交通省が昨年7月、道路構造令の一部を改正、選択肢に加えた。

 両社が開発した新工法は、軽量で施工性に優れる工場製作の鋼製桁と耐震性に優れるコンクリート充填鋼管柱(CFT柱)によるラーメン高架橋で、掘削工事が不要な1柱1杭基礎を基本とする。施工は従来の高架橋と同様の手順で行うが、上部桁の架設方法として新たに開発した中折り回転工法と送り出し工法を施工条件に応じて使い分ける。

 中折り回転架設工法は、橋脚間に架ける橋桁を支持する仮設のベントなどの設置が困難な交差点部に適用。交差点内にベントなどを設ける必要がなく、交通規制も1晩で済む。

 また送り出し架設工法は、中央分離帯部分などを施工ヤードとし利用可能な個所に適用。架設時の道路占有幅は3メートル程度に抑えられるため、中央分離帯部分を利用可能な場合には短期間の交通規制で施工できる。

日立電線、新マイクロBGAパッケージ開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 日立電線は9日、より小型の半導体チップ実装に対応するマイクロBGA(ボール・グリッド・アレイ)パッケージを開発、量産化に成功したと発表した。TABテープをレジン樹脂でモールドすることによって剛性を確保し、近年増加しているはんだボールの「ファンアウト配置」に対応する。ハイエンドサーバ用のDDRU、デジタルコンシューマ用途のSDRAMなどへの採用が期待される。04年度は、マイクロBGAパッケージ全体で20億円の売上高を目指す。

 「ファンアウト」は、半導体チップの小型化に伴い、基板との接続に使われるはんだボールをチップよりも外側に配置する実装方法。マイクロBGAでファンアウト配置にする場合、半導体チップの外側に位置するTABテープの剛性を保たないと、はんだボールが導通不良を引き起こす可能性があった。

 今回、パッケージの半導体チップ側をTABテープの大きさに合わせてモールドしたことにより、従来のマイクロBGAの性能を損なうことなくファンアウト配置に対応でき、なおかつ、物理的な衝撃に対してチップの保護性能を高めることに成功した。また、同社独自の「リール・トゥ・リール自動モールド装置」を併せて開発、優れた量産性も確立させた。

三菱製鋼、純マグネのコイル箔圧延に世界初成功
[ NEWS HEAD-LINE ]
 三菱製鋼は4日、純マグネシウムの連続温間圧延技術で、板厚30ミクロン箔の圧延に成功したと発表した。純マグネシウムのコイル箔圧延は世界で初めて。同社では圧延材をさらにプレス成形し、電子機器や音響機器向けなどの用途を中心に、商品化を進める。

 これまで市場には、マグネシウム合金の50ミクロン箔コイル圧延材のほか、単板の純マグネシウム箔などは存在している。同社では合金ではなく、純マグネシウムの連続温間圧延技術の確立を進めていたが、このほど、板厚30ミクロンまでの箔圧延について製造可能との見通しに至ったもの。

 純マグネシウムは、減衰性や音速、比重、熱伝導性などにおいて合金系よりも優れており、同社ではそれらの特性を活かせる新規用途の開拓を進める方針。

大同特殊鋼、高透磁率ハロゲンフリーの電磁波吸収体を開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 大同特殊鋼は4日、高透磁率、難燃性を兼ね備えたハロゲンフリーの電磁波吸収体DPR―HNを商品化し、発売したと発表した。電気・電子機器メーカーから燃焼時においてダイオキシンの発生を防ぐことができるハロゲンフリーへのニーズが高まっているため開発したもので、同タイプでは業界最高の高透磁率で高吸収特性を発揮する。新商品の投入によりDPRシリーズの売り上げ目標は05年度20億円に置いている。

 今回市場投入したDPR―HNは、これまでの製品が、燃焼時にダイオキシンが発生する可能性を有するハロゲン化合物を含んでいたため、環境志向の高まりを背景にユーザーがハロゲンフリーの要望を強めてきたことから開発した。しかも難燃性(UL94―V0取得)に優れ、またニーズの多い周波数500MHz程度以下のノイズ低減に特に効果がある。

 そのほかの特徴としては、数百MHz以下での透磁率が高く(100KHzで約50)、貼るだけで対応可能。厚さは0・1―1・0ミリ。柔軟性が良く、異形品切断加工もできるなど。製品は磁性金属粉末とゴムの二相構造、電気的絶縁体。用途としては低周波電磁波対策用として携帯電話、デジタルカメラ、PDA、ノートブックパソコンのほか家電機器、音響機器など。

産総研、金属複合ナノポーラス材料の合成に成功
[ NEWS HEAD-LINE ]
 産業技術総合研究所(産総研)は4日、規則正しく整列したナノ細孔を持つ三次元構造で、細孔を形作るフレームワークが結晶金属酸化物である結晶性金属複合ナノポーラス材料(結晶性金属酸化物複合多孔質材料)の合成に世界で初めて成功したと発表した。

 従来のテンプレート(鋳型)による合成法に、ガラス相の前駆体であるトリエチルリン酸、オルトケイ酸テトラエチルを微量添加、高温焼結することで合成可能とした。結晶相を生かし、エネルギーデバイス、光触媒デバイス、吸着剤、湿式太陽電池などの高性能化や応用に道を開くという。

 金属酸化物ナノポーラス材料は、細孔を形作るフレームワークがアモルファス(非結晶)で結晶相で製作することが困難で、結晶が規則正しく整列せず、電子的、化学的機能を利用なかった。産総研では微量のガラス相を利用、結晶性のナノポーラス材料を合成させた。ガラス相にはイオン性や電子電導性などの特性を持つドープ(異種物微量添加)が可能で、多様な物質に適用できる。

 電子的・化学的機能と分子サイズのふるい機能を合わせ、触媒担体、吸着剤、光触媒などに幅広く適用される。

日立電線、廃架橋ポリのリサイクル技術を開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 日立電線は4日、独立行政法人産業技術総合研究所、日本製鋼所とともに電力ケーブル絶縁体に使われて廃棄されるシラン架橋ポリエチレンを超臨界アルコールと反応させ、再び絶縁体として利用できるマテリアルリサイクル技術を開発したと発表した。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の基盤技術開発促進受託事業として2003年11月に指定を受けており、本年3月に実証プラントを日立電線高砂工場に設置、今後、実用化をめざす。

 電線被覆材のリサイクルは、塩ビやポリエチレンなどでマテリアルや燃料向けでリサイクルが続けられているが、架橋ポリは、分子間の架橋結合から溶融成形が至難な点が障害になっていた。

 今回、高温高圧の超臨界状態のアルコール中に入れることで熱可塑性のポリエチレンに変化させる技術を開発したもの。量産についても押出機への超臨界アルコール注入方法を工夫し連続生成が可能なことを確認済み。日本製鋼所とは装置を共同開発している。

三協アルミと三菱電工、建材一体型太陽電池を開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 三協アルミは4日、三菱重工とアモルファス(非結晶型)太陽電池を建築外装パネルと目隠しルーバーといったアルミ建材に組み込んだ建材一体型太陽電池を共同で開発、販売を開始したと発表した。中低層のビル、マンションの壁面や屋上の目隠しルーバー向けの需要を見込んだ。三菱重工が太陽電池を供給し、三協アルミは建築外装パネル・目隠しルーバーに組み込み、両社が協調して拡販する。

 今回発売した製品は建築外装材の一部として必要な美観と発電機能という実用性を両立。耐食性にも配慮した。アモルファス太陽電池はダークブラウン系の色合いで、ブルー系の結晶型では表せない色調を建物の外壁に与えられる。

 さらにアモルファス太陽電池は結晶型と比べ、高温環境下での発電特性にも優れ、夏場に威力を発揮する。連続出力を示す定格出力は結晶型と比べ年間約10%多い発電量を見込める。パネル1枚当たりの動作電圧も108ボルト(結晶型約30ボルト)と高く、電力会社からの供給電力とあわせて使用するのに向いている。

住電情報システム、類似情報検索エンジンの大容量モデルを開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 住友電工情報システムは4日、類似情報検索エンジンQuickSolutionの大容量モデルを開発し販売を開始したと発表した。500万円の価格設定で年間1億円の売り上げを見込む。

 同製品はQuickSolutionの以前からの特長である日本語の言語体系に依存しない独自性の高いアルゴリズムや、検索の高速性・機能性を損なわず高速処理に必要なデータのみをメモリーに載せ、その他の部分はディスクアクセスで実現することで、検索可能なデータ量の増加を達成した。

 テキスト成分に換算すると約300ギガバイト、新聞記事では約3000年分に相当するテラバイト級のファイルサーバーの類似情報を3秒程度で検索できる。

古河機械金属、超微粉末製造粉砕機を共同開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 古河機械金属は3日、超微粉末製造粉砕機「ドリームミル」を泣vラウド(豊村和彦社長)、コルソ・イデア(株)(長門貴社長)の3社共同で開発、食品業界、健康食品業界および医薬品業界向けに本年3月から販売を開始すると発表した。

 従来の異物との接触または衝突による粉砕方式ではなく、被粉砕物同士をぶつける同体摩擦方式により、粉砕時に被粉砕物に加わる熱をより低く抑えることで、被粉砕物の物性の熱変化を起こさずに30―数ミクロンの範囲まで粉砕が可能。

 なお、本製造機は蕎麦粉等を扱う製粉メーカーである信陽食品(株)、製茶メーカーである(株)栗原園から受注、発売と同時に順次納入を開始する。






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