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材料:   ステンレス  ニッケル  チタン    アルミ  その他
形状: 鋼板  鋼管  線材  棒鋼
用途: 自動車  建設
環境: リサイクル  鉛フリー  クロムフリー  カドミフリー  処理機械  アスベスト
製品・技術: ボルト  溶接・接合  めっき  加工  超電導  アモルファス  磁石  表面改質
         防食  金属粉末  熱処理

 2004年
> 新製品・新技術情報バックナンバー

03/31  JFEスチール・前田建設、上下部一体橋梁の急速構築工法を開発
03/30  三菱マテと関西電力、新型電池で3キロワット級モジュール開発
03/29  東芝セラミックス、炭化ケイ素ウエハー開発
03/25  神戸製鋼、超大入熱溶接用の厚板を新発売
03/24  JFEスチール、新高強度棒鋼を開発
03/23  JFEスチール、排ガス中のダイオキシン類を2日で分析
03/23  産総研、平面度干渉計を開発
03/23  マックス、高圧釘打機を開発
03/19  古河電工、世界最速・最小・最軽量の光ファイバー融着接続機を開発
03/15  新日軽、ビル用発熱ガラス入りサッシを共同開発
03/11  三菱製鋼、スピーカー用振動板を開発
03/09  神戸製鋼、次世代の超高張力鋼板を共同開発
03/09  不動鋼板工業、アルミ製品用防錆フィルム開発
03/08  新日鉄化学、ε力プロラクタム低温合成法を世界初開発
03/02  アルバック、層間絶縁膜エッチング技術を開発
03/02  三菱マテリアルツールズ、ミラクルボールエンドミル新発売

JFEスチール・前田建設、上下部一体橋梁の急速構築工法を開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 JFEエンジニアリング、川鉄橋梁鉄構、JFEスチール、JFE技研および前田建設工業は、鋼桁上部工とSC(鉄骨コンクリート)構造下部工とを剛結構造とする上下部一体橋梁の急速構築工法「レイピッド インテグレイティッド ブリッジ工法」を共同開発したと発表した。

 本工法の採用で剛結のための現地配筋作業が不要となり、現場施工の効率化が進むため、従来工法に比べ約30%の工期短縮が可能になる。前田建設とJFEグループは今後、設計施工マニュアルを整備し、工期短縮ニーズの高い橋梁工事に採用を働きかけていく方針。

 本工法は、鋼桁上部構造と「REED工法」(突起付きH形鋼と高耐久性埋設型枠を使用したSC複合構造橋脚の施工法)による橋脚とを剛結したもの。突起付きH形鋼を上部工の横桁内で定着させ、コンクリートを介して上下部工を一体化させる。鋼桁の剛結部に位置する横桁を多室構造とし、鋼板の拘束効果によって、H形鋼とコンクリート間の付着力を高めている。

 また「REED工法」により耐震性、耐久性も向上するほか、すっきりとした外観になるといった利点もある。



三菱マテと関西電力、新型電池で3キロワット級モジュール開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 三菱マテリアルと関西電力は29日、共同開発している低温作動固体酸化物形燃料電池(SOFC)で3キロワット級の発電モジュールを開発したと発表した。発電効率は55・3%(DC)と世界最高レベルを達成。SOFC実用化の課題である大容量化にまた一歩前進した。

 SOFCはリン酸形燃料電池(PAFC)やPEFC(固体高分子形燃料電池)より発電効率が高い。また、電気と熱を同時に供給するシステムとして実用化すれば、他の分散型電源より低コストで、既存のシステムに置き換わる可能性のある燃料電池。

 両社は昨年12月にすでに、1キロワット級の発電システムを開発し、発電効率も45・1%を達成。06年度末をメドに、中型店舗や小工場向けなどの数十キロワット級システムの実用化に取り組んでいる。

 また、出力100ワットの部分負担で外部からの熱供給なしに運転を継続することにも成功しており、深夜など電力負荷の少ない時間帯でも連続して運転できることを確認した。これにより起動や停止に伴う温度変化をなくすことにより電池の長寿命化や起動時間の短縮が期待できるようになった。



東芝セラミックス、炭化ケイ素ウエハー開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 東芝セラミックスは25日、シリコン基板上に炭化ケイ素単結晶膜を成長させたウエハーを開発したと発表した。2005年度からパワーデバイス用にサンプル出荷を開始し、06年度に直径6インチ基板を市場投入する予定だ。

 炭化ケイ素は、シリコンより熱伝導率が高く、高温下でも安定した動作が得られる。電子移動度が速く通電時の抵抗も低いため省電力化が図れるものの、大口径化や加工が難しい。

 同社は炭化ケイ素とシリコン基板の界面に、これらと同じ結晶形を持つ化合物半導体を導入し、結晶欠陥を大幅に低減することに成功。シリコン基板を採用することで、直径6インチ以上の大口径化も可能になった。品質も安定して低価格化も図れる。

 このため、エアコンや冷蔵庫に使用されるインバーター素子、パソコンや家電製品に使われる電源素子の省電力化や自動車などの耐環境デバイスへの応用が期待されている。



神戸製鋼、超大入熱溶接用の厚板を新発売
[ NEWS HEAD-LINE ]
 神戸製鋼所は25日、超大入熱溶接用の厚板(高HAZ靭性鋼)「コーベスーパータフネス」シリーズを商品化したと発表した。シリーズのうち引っ張り強度60キロ級厚板では、新開発した独自技術により、大入熱溶接の靭性向上と小入熱溶接の割れ防止の両方に対応することに成功した。超高層ビルなど建築向けを中心に提案、2005年度をメドにシリーズ合計で年間約5000トンの販売をめざす。

 「コーベスーパータフネス」シリーズは4品種。このうち引張強度60キロ級厚板(SA440―ST)では、新開発した「結晶粒の超微細分割(低カーボン多方位ベイナイト)技術」を適用。超大入熱溶接時の熱影響部(HAZ)組織を微細化し、熱影響による靭性(粘り強さ)の低下を抑えた。

 同時に組織制御(TMCP)の技術を組み合わせて、組み立て溶接など小入熱溶接時の課題だった割れや硬化部の残留を抑え、溶接施工性を向上。高強度厚板で両立が難しいとされていた超大入熱溶接、小入熱溶接の課題をともに解決することに成功した。

JFEスチール、新高強度棒鋼を開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 JFEスチールは23日、エヌケーケー条鋼、JFEテクノワイヤと共同で、軟化抵抗と溶接継手部形状が極めて優れた1275MPa級の高強度棒鋼および溶接閉鎖型せん断補強筋「リバーボン1275」を開発し、商品化したと発表した。高強度棒鋼の課題であった溶接部軟化の抑制に成功。溶接継手部径を母材とほぼ同径にできるため、とくに鉄筋コンクリート(RC)構造で効果を発揮する。

 RC造の高層化に伴い、せん断補強筋に高強度鉄筋を採用するケースが増えている。従来の490MPa級以上の高強度棒鋼に溶接を施すと、凝固する溶接線とその近傍部分が800℃以上となり急速に冷却されることで、再び硬質相のマルテンサイトを生成し、母材より硬度が高くなる。

 しかし、溶接線から離れた部分では、溶接時の温度が700℃以下となり、焼き戻しが進行するため母材部より強度は軟化。溶接継手強度が低下する現象が起こる。このため、高強度棒鋼の接合は、継手の最大径を母材径の1・4倍以上にするなど、継手強度の低下を断面積の増加で補っている。

 リバーボン1275は、モリブデンなどの適切な合金元素を選択し添加量を最適化することで、溶接熱影響に起因する軟化を抑制することに成功した。通常の棒鋼が焼き戻しによって軟化する400―700℃の温度域で、合金元素が炭素と結合して微細な粒子を形成し鋼材の軟化を防ぐ。合金元素を添加すると加工性が低下するが、同3社は圧延条件の最適化などで問題を解決し安定的な製造を可能とした。

 製品特性は(1)軟化部の硬度低下量が極めて小さい(2)軟化部の幅が狭い(3)引張強度、伸びに優れる。コブのない溶接継手部形状によって建築基準法施工令に定める所定のコンクリートかぶり厚さ(第79条)の確保が容易になり、柱と梁断面をコンパクト化する―などのメリットがある。

JFEスチール、排ガス中のダイオキシン類を2日で分析
[ NEWS HEAD-LINE ]
 JFEスチールは22日、燃焼排ガス中のダイオキシン類の分析について、従来10日間程度要していたが、このほど2日間で行う新しい分析方法を開発したと発表した。同分析方法はすでに、同社内での実際試料の分析で実績があり、今後の普及によって製造業での各種プロセスでの環境負荷軽減に寄与できると期待している。

 これまで分析に長時間要していたのは(1)極めてよく似た多数の化合物を個別に定量しなければならない(2)目的とする物質が極微量であるため、クリーンアップ過程に時間を必要とする―などの理由が挙げられる。

 クリーンアップ過程とは、多種多様な分析試料からダイオキシン類以外の成分をできるだけ除去すること。試料中に極微量しか存在しないダイオキシン類の測定には必須の処理。

 新開発の分析方法は、従来方法(JIS法)と違い、ダイオキシン類そのものを迅速に分析する。排ガスのサンプリングについては、最適な吸着剤を検討・採用することで、従来用いられている装置(JIS法)より簡便に実施できる。クリーンアップ過程も従来法の多段階処理(同法)に対して、1段階の処理で行えるようにした。

 クリーンアップのレベルは、従来JIS法と同等以上。前処理時間を大幅に短縮した。このため、燃焼設備からのダイオキシン類排出の抑制対策に向けて、正確な分析を早く知る必要がある場合に有効という。

産総研、平面度干渉計を開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 産業技術総合研究所(産総研)は22日、富士写真光機の協力を得て、世界最高精度のフィゾー型大口径平面度干渉計を開発、測定対象物の平面度を直径約300ミリの測定範囲で10ナノメートルの精度で測定可能としたと発表した。

 これを受けて産総研では4月から同干渉計で、国内初となる平面度の依頼測定業務(平面度標準の供給)を開始する。フィゾー型干渉計に形状誤差を計算し、測定結果から引き算して測定対象の絶対形状を求める三枚合せ法、変形量を解析する計算機シミュレーションを採用、高精度化を実現した。同干渉計により半導体、ハードディスクの素材となるシリコンウエハーやハードディスク基板の平面度測定、高密度化、歩留まり向上が図られる。

 これまで国内には平面度の標準がなく、公的機関での平面度標準を供給する測定サービスは行われていなかったが、今回の開発で、世界最高精度での客観評価が可能となる。

 フィゾー型大口径平面度干渉計は、極高精度に磨かれた参照平面と、測定対象を向かい合わせた、レーザー光による光の干渉現象を利用して対象物の測定を行う技法。従来、半導体メーカーなどではシリコンクウェハーなどの平面度測定で、市販の平面測定機での測定結果を採用するしかなく、測定精度も30ナノメートル程度にとどまっていた。

 今回、三枚合せ法、計算機シミュレーションなどによって測定誤差10ナノメートルの測定サイズを達成させた。高純度合成石英ガラスを超高精度研磨した参照平面、耐振動構造、三枚合わせの正確性を高める試料ステージ、低ノイズ干渉縞を観測する高精度レンズとCCDカメラなどで構成され、12インチシリコンウエハーの平面度測定などに適用できる。

 産総研での依頼測定業務によって、海外に委託していた世界最高精度の平面度の校正証明が、国内で短時間に取得可能となった。

マックス、高圧釘打機を開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 釘打機のトップメーカー、マックス(三井田孝嗣社長)はこのほど、機械本体を約40%小型・軽量化(同社従来機比)した、ツーバイフォー(2×4)工法住宅建築用のステックネイラ、高圧釘打機「マックス釘打機スーパーネイラ HS―90」と紙連結の2×4工法用ステック釘を開発。2×4工法住宅の躯体工事およびフレーミングパネル工場向けに、同社の販売ルートを通じて3月22日に発売した。

 2×4工法で使用される太く長い釘は、大きな打ち込み力が必要なため、これまでは本体が非常に重かった。だが、同製品は軽量なため、片手で作業ができ、足場が不安定な建築現場や狭い場所での作業効率を高め、作業者の負担を軽減する。

古河電工、世界最速・最小・最軽量の光ファイバー融着接続機を開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 古河電工は18日、世界最速・最小・最軽量の光ファイバー融着接続機S199M24を開発したと発表した。24本の光ファイバーをテープ状に並べた24心テープ心線の一括融着接続が可能で、主に北米向けに4月から販売を開始する。

 テープ心線の光ファイバーケーブルの主な市場では、日本市場が2・4・8心、北米・中国市場は12心が中心となっている。

 北米では伝送容量を増加するため、長距離伝送では24心テープ心線へ移行しつつある。従来は2分割した12心テープ心線を12心テープ心線用融着接続機で接続していたが、効率が上がらないため分割せずに24心一括で融着接続ができるものが求められていた。

 この新製品は同社の従来機種(12心テープ心線用)と同じ大きさで、24心テープ心線一括型としては重量(3・4キログラム)とも世界最小・最軽量の装置となる。

 融着接続時間は、シングルモード24心で世界最速の40秒を実現。またノンゼロDSF24心テープ心線の一括接続もできる。さらに心線数に応じた光ファイバーホルダと呼ばれる冶具を交換することで、汎用のシングルモード・マルチモードファイバーや単心ファイバーから12心テープへの接続も可能とした。

新日軽、ビル用発熱ガラス入りサッシを共同開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 新日軽は先週12日、フィグラ(本社=東京都港区、加藤升三郎社長)と共同で、世界初となるビル用発熱ガラス入りサッシ「窓暖(まどだん)」を開発したと発表した。

 今回の新商品発売に当たり記者会見した長谷川和之・新日軽社長は、「異業種によるコラボレーションを通じ、窓自体が暖まるという画期的なサッシを開発した。快適でクリーンな商品ということで、マンションをはじめ、病院や学校、公共施設など、様々な場面でご利用いただける」とし、幅広く営業展開していく方針だ。さらに、一般戸建て住宅向けについても、年内に販売していきたいとしている。

 「窓暖」の主な特長としては、窓ガラスの結露発生を抑制し、断熱性能を大幅に向上させた点。また、すっきりした窓周りで、使用目的に合わせ、3つのモードで設定切り替えが可能だ。

三菱製鋼、スピーカー用振動板を開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 三菱製鋼は10日、フォスター電機(本社=東京都昭島市、高田貢社長)と共同で「純マグネシウム箔のコイル圧延材を用いたスピーカー用振動板」の開発に世界で初めて成功したと発表した。従来のマグネシウム合金製振動板を比べ、軽量で振動減衰性能が2倍を超えるといった特性を持つため、ひずみ、広帯域でのピーク感、金属固有の残響音が少ない良好な音質が得られる。

 今回、開発した振動板は厚さ0・05ミリの連続温間圧延による純マグネシウム箔を採用した25ミリ口径のドーム型ツィーター振動板。振動減衰特性はアルミニウム合金やチタンと比較すると4―5倍ととくに優れる。素材の特性をさらに生かすため、非軸対象形状を採用。高域振動のピークを分散させ、周波数特性のフラット化や低歪化による音質の向上を実現した。

 両社は今後、より忠実な音の再現を求められるSACD、DVDオーディオなどの高級Hi―Fiシステムやスーパーツィーターなどの用途へ展開を図る。

神戸製鋼、次世代超高張力鋼板を共同開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 神戸製鋼所は技術提携先のオーストリア・フェストアルピーネシュタール社と共同で、引っ張り強度80キロ以上の次世代型の超高張力鋼板を開発した。日欧自動車メーカーへのサンプル出荷に向けて、準備に入っている。

 神鋼はフェスト社と2002年1月に包括技術提携以降、製鉄所間の技術交流や自動車用鋼板の生産技術の相互移転、超高張力鋼板の共同開発などに取り組んできた。超高張力鋼板の共同開発にあたっては、自動車の次期ニューモデルに照準を合わせ、これまで双方が独自に研究してきた技術を出し合い、加工性のよい超高張力鋼板を日欧自動車メーカーに同時供給すべく研究を進めていた。

 今回開発したのは引っ張り強度80キロ、100キロ、120キロの高張力鋼板で加工性に優れる。今後、日欧自動車メーカーにサンプル出荷し、採用に結びつける方針。

不動鋼板工業、アルミ製品用防錆フィルム開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 不動鋼板工業(本社=福岡県北九州市、高橋利明社長)は、アルミ製品の白錆や光沢不良防止用防錆フィルムを開発し、全国的な市販を開始した。

 アルミ材の白錆発生や光沢不良は、最終製品である家電製品などの品質面に影響を及ぼすため、製造工場での管理が大変であった。特に電気抵抗値や塗装などの問題から防錆油や防錆液の使用が制限されているため、防錆管理コストが高くなる傾向にある。今回の防錆フィルムは、特殊な防錆材をフィルムに塗布し、袋状にしてアルミ材を覆うもので、素材を劣化させず長期の効果が期待できる。

 同社は、新日本製鉄系のコイルセンター。薄板・厚板を切断加工した製品を需要家に販売しているが、自動車部品、厚板加工業者、金型メーカーなどから防錆対策の要望が強いため、鉄鋼製品の防錆対策用に特殊な防錆材を開発。数年前からスプレー方式の製品として市販。これをさらに使いやすく、効果が継続するフィルム塗布方式にした製品で、全国的に鉄鋼関連工場で採用されている。

 この製品を横展開してアルミ材の防錆(白錆防止)・光沢不良防止フィルムとして新たに製品化した。

新日鉄化学、ε力プロラクタム低温合成法を世界初開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 新日鉄化学は5日、東北大学多元物質科学研究所と共同で、超臨界二酸化炭素を溶媒に用い、セ氏50度程度の低温度条件下で、シクロヘキサノンオキシムからナイロン6の原料となるεカプロラクタムを合成する化学プロセスの開発に世界で初めて成功したと発表した。東北大の横山千昭教授らが中心となり、新日化が反応プロセスの最適化および実用化のための課題評価などで協力したもので、東北大、新日化の共同で特許を出願中。

 εカプロラクタムの合成法では、セ氏400度程度の高温下で固体触媒を用いた気相合成法やセ氏380度程度での超臨界水を溶媒とする合成法などが注目されているが、いずれの合成法もかなりの高温条件が必要で、触媒寿命・触媒再生や生成物の分離回収などに技術的課題が残されていた。

 今回開発した方法は、新規に開発した酸性を示すイオン性液体を触媒とすることにより、室温付近(セ氏50度程度)という、従来法に比べ極めて低い温度下で反応進行させられる。また反応生成物であるεカプロラクタムの抽出分離溶媒として超臨界二酸化炭素を用いることで、通常の有機溶媒では分離が困難だったイオン性液体からのεカプロラクタムの分離回収を高効率で行える。脱有機溶媒をめざしたグリーンケミカルプロセスで、東北大では触媒として用いたイオン性液体を再利用するプロセスも実証済みという。

アルバック、層間絶縁膜エッチング技術を開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 アルバックは2日、フッ化アルゴン露光レジスト材に対応した層間絶縁膜エッチング技術を開発したと発表した。65―45ナノメートル世代のエッチングで課題だったレジストの変形によるストリエーション(側壁荒れ)発生を抑えた。同技術を応用したエッチング装置を4月に発売する計画で、04年度は5台(8億円)の販売を見込む。

 現在の130―90ナノメートル世代のエッチングには、フッ化クリプトンレジストが使用されているが、次世代の65―45ナノメートル世代ではフッ化アルゴンレジストへシフトする。しかし、フッ化アルゴンレジストはプラズマ耐性が低いために、ストリエーションが発生するという問題を抱えている。

 同社はこのため、ストリエーションの発生を抑えたNLD(磁気中性線放電)エッチング技術を開発した。  従来装置より1ケタ低い低圧で高密度プラズマを実現。さらに低ラジカル・反応性イオンエッチングができるために、エッチング速度が速く、レジストの変形を少なくすることに成功した。これにより、ストリエーションフリーで300ミリシリコンウエハーでも高い面内均一性が制御できるようになった。

三菱マテリアルツールズ、ミラクルボールエンドミル新発売
[ NEWS HEAD-LINE ]
 三菱マテリアルツールズは1日、三菱マテリアル神戸ツールズが開発・製造する新しい「3枚刃ミラクルボールエンドミル」2シリーズを販売開始したと発表した。併せて、「4枚刃ミラクルボールエンドミル」の小径サイズを6サイズ追加販売した。

 3枚刃の2シリーズは、3枚刃形状の独自設計とR(ボール半径)公差プラスマイナス0・01ミリメートルの高精度によって、良好な切れ味と切りくず排出性、加工精度の高さを実現した。

 4枚刃の「VC―4MB」は、高硬度加工用のミラクルコーティングと専用超硬母材の採用により、ロックウェル硬度60以上の高硬度材加工で優れた耐久性を発揮する。






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