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技術が生み出す新素材、素材から生まれる新発想―大同特殊鋼
ベアリング鋼の世界トップメーカー=山陽特殊製鋼


材料:   ステンレス  ニッケル  チタン    アルミ  その他
形状: 鋼板  鋼管  線材  棒鋼
用途: 自動車  建設
環境: リサイクル  鉛フリー  クロムフリー  カドミフリー  処理機械  アスベスト
製品・技術: ボルト  溶接・接合  めっき  加工  超電導  アモルファス  磁石  表面改質
         防食  金属粉末  熱処理

 2004年
> 新製品・新技術情報バックナンバー

11/29  セイケイ・JFES、高強度の角形鋼管を開発
11/26  不二サッシ・長谷工、サッシ交換用障子を開発
11/18  神戸製鋼、ニッケル合金 抗菌めっき技術を開発
11/10  アールニッセイ、高性能 破・集袋機を新開発
11/10  讃岐リースがガソリン燃料の新溶断機を開発
11/5  住金、高強度耐食性油井管を開発
11/4  住金、システム建築「ティオ」 アーチ屋根タイプ商品化

セイケイ・JFES、高強度の角形鋼管を開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 大手プレスコラムメーカーのセイケイ(本社=栃木県佐野市、浦孝雄社長)は26日、JFEスチールと共同で550N(ニュートン)級の建築構造用冷間プレス成形角形鋼管「PコラムG385」を開発し、このほど建築基準法第37条による国土交通大臣認定を取得したと発表した。

 550N級以上と高強度でありながら50ミリ厚まで適用可能なうえ、トータルコストも抑えられることから、高層物件で普及している4面BOX造に代わる需要が見込まれる。都市再開発も視野に、2005年度1000トン、06年度3000トンの供給をめざす。

 「PコラムG385」は、現在広く使用されている「建築構造用冷間プレス成形角形鋼管BCP325」より高強度で、かつ溶接性や靭性が向上している。強度550N級以上でありながら、炭素当量は0・40%以下、溶接割れ感受性指標は0・26%以下にして、ファブの溶接管理負担を軽減。「マグ溶接熱影響部靭性指標」は0・58%以下にしつつ、鋼管性能を大幅に向上させた。ファブは既存の設備や溶接管理方法のままで高性能鉄骨を製作できる。

 近年は、阪神淡路大震災における梁端溶接部の破断被害などから、都心部の高層建築用鉄骨では、降伏比が低く、靭性が高く、かつ溶接性のよい高性能鋼材のニーズが高まっている。

 このためセイケイとJFEは、厚板の製造段階から研究開発に着手。JFEが開発した建築構造用圧延鋼材HBL385BやHBL385Cをベースに、最先端のTMCP技術を駆使することで素材性能を改善、冷間加工性を向上させた厚板を開発した。この素材とセイケイのプレス技術・溶接技術により、約2年半かけて「PコラムG385」の開発に成功した。

不二サッシ・長谷工、サッシ交換用障子を開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 不二サッシは、マンション向けリニューアルサッシ「リサッシ」(サッシ交換用障子)を、長谷工コーポレーションと共同で商品化した。販売開始は、来年1月。

 マンションのサッシリニューアルはこれまで、破損部品の取り替えなどで初期性能回復を行ってきたが、最近は性能仕様の向上も求められるようになってきた。これに対し「リサッシ」は、断熱性や防犯性などに優れた特長を有していることに加え、施工が容易で、環境にも配慮した。

神戸製鋼、ニッケル合金 抗菌めっき技術を開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 神戸製鋼所は17日、特殊ニッケル合金を使った抗菌めっき技術『KENIFINE(ケニファイン)』を発表した。大阪府堺市のO157食中毒事件を契機に、抗菌・防かび性に優れた食品・医療機器の需要が伸びたため、新たに抗菌性に優れたニッケル系の合金を開発。従来の抗菌材と比べ10倍以上の効果があり、金属製品だけでなく樹脂製品(粉末状)にも使える。本年9月に第27回日本金属学会技術開発賞を受賞(04年度)。ライセンス事業として年間数億円の売上げを見込んでいる。

 KENIFINEは、材料表面に抗菌性、防かび性のほか、耐食性や耐磨耗性などの機能も兼備できる。抗菌塗装や抗菌ステンレスと比べて高硬度でキズ付きにくく、めっき後にプレスや曲げ加工を施しても効力を維持する。めっきメーカーが液を入れ替えるだけで対応できるため、製造コストを抑えて大量生産が可能。粉末状にして混ぜることで塗料や樹脂、セラミックスなどにも応用でき、粉末のみの販売も行う予定だ。

 ライセンスを供与した企業は現在6社。現在も3―4社程度と交渉しており、今後も積極的にライセンス事業を展開していく。主な実用化製品としては厨房・食品関係で食品棚部品、食品製造ライン部品、飲料製造ライン部品。医療・福祉関係では病院ドアハンドル、病菌・福祉施設向け機器など。同社技術開発本部の中山武典工学博士は「衛生管理の切り札となる高付加価値技術で、従来品とは比較にならない効果を発揮する」と語った。

アールニッセイ、高性能 破・集袋機を新開発
[ NEWS HEAD-LINE ]
 リサイクル装置開発のアールニッセイ(本社=静岡県浜松市坪井町4533、福井貢社長)は、空き缶、ペットボトル、ビンのリサイクル用の新しい破・集袋機(HRS/特許申請中)シリーズを開発し、発売した。従来タイプよりコンパクトな上、操作性、メンテナンス性に優れ、また破袋トラブルがほとんどない新型機で、最先端を行くリサイクル装置としてハイセンスなデザインを取り入れた。新製品は、愛知県で来年開催される愛・地球博(愛知万博)にも採用が決まり、納入する。価格は1200万円/台から。

 同社は、飲料缶などの高品位リサイクルの研究開発を強化するため、福岡県北九州市若松区の北九州エコタウン実証研究エリア内に昨年11月に技術開発センターを開設したベンチャー企業。同社と富士電機システムズ、日青鋼業の3社および早稲田大学で共同研究を進めている。

 今回開発したHRSシリーズは、2年間、実操業の中で徹底的に改良を重ねた新機種。その特徴は(1)特殊な切断方式を採用し、構造がシンプル(低速刃と高速刃を利用した引きちぎり方式)。破袋用の突起物を用いないため、破れた袋が絡みにくく、面倒な除去作業も回避。また、エアー放出により排出シュートが詰まりにくいため、トラブルに強い(2)高速・低速モータをインバータ制御し、対象によって回転を調整できる(3)高能率で、しかもビンが割れにくい(4)騒音、振動が小さい(5)破袋能力が高く、ビニールに異物が残りにくい(6)集袋率がほぼ100%(7)維持費が安く、メンテナンスが簡単―などが挙げられ、既存製品を上回る性能を発揮する。このため各種飲料容器リサイクル設備でネックとなっている入口(破集袋)の問題を解消できる。

 設備の種類は処理能力が時間当たり15、30、50立方メートルの3タイプ。大きさはHRS―30がW2065×L3240×H1450ミリ。重量は3700kg。外観は次世代のリサイクルプラントをめざし円と直線を基調にした斬新なデザインを採用した。

讃岐リースがガソリン燃料の新溶断機を開発

[ NEWS HEAD-LINE ]
 建設機械などのリース・レンタルを手がける、讃岐リース(本社=香川県高松市、谷義博社長)は、アセチレントーチに比べて燃料コストを97%程度削減する、新タイプのポータブルガソリン切断トーチ(溶断機)「エトラストーチ」を開発した。同製品の開発に至っては、大手重仮設業者である丸紅建材リース(本社=東京都港区)が技術サポートを行っており、今後、販売面でも提携していく方針である。

 同製品はガソリンを燃料にした、ポータブルガソリン切断トーチ。吹管、火口、ガソリンタンク、酸素ホース、ガソリンホースで構成。特許申請中で、吹管にガソリンを微細に気化させる気化ユニットを封入し、液垂れが少ない。また、独自開発によって火口の耐久性を高めたほか、安全弁を装着したガソリンタンクにノウハウを持つ。

 特長は、アセチレントーチに比べて、燃料コストを97%程度削減。また、熱量が高く、切断スピードが速いため(20%アップ)、スラグ発生が少なく切断面が美しい。他方、ガソリンタンクが軽量(満タン8リットルで約12キログラム)で持ち運びが容易であるほか、危険物取扱者など資格が不要。安全性が高く、環境に優しいなど、ユーザーにとってメリットは大きい。

住金、高強度耐食性油井管を開発

 住友金属工業は4日、世界で初めて降伏強度125Ksi級(862メガパスカル級)の高強度低合金耐食性油井管SM―125Sを開発し、北海地区で実用化したと発表した。従来の降伏強度110Ksi級に比べて強度が14%アップするほか薄肉化と細径化が実現。また、同製品のみ5500メートルを越える深井戸対応が可能になる。

 同製品は、住友金属独自の材質改善と、オイルメジャーであるBP社、スタットオイル社とそれぞれ実用化共同研究を通じ、昨年世界で初めて125Ksi級の低合金耐食性油井管を出荷し、マイルドサワー用途で実用化したもの。

 住友金属では、耐・硫化物応力割れ(SSC)を高める検討を行い、炭化物形態の制御および内部歪みの低減が、耐SSC性の改善に有効であることを見出し、新たな材質設計を行った。開発鋼は、粒界粗大炭化物の生成を防止し、かつ炭化物を球状化・均一分散させてSSCを防止。また、微細炭化物による析出強化を活用することで熱処理温度を高め、内部歪みを従来鋼よりも低減している。

住金、システム建築「ティオ」 アーチ屋根タイプ商品化

 住友金属工業は2日、工場、倉庫、店舗向け規格型システム建築「ティオ(Tio)」のアーチ屋根タイプを商品化したと発表した。これで屋根形状は従来の切妻タイプ、片流れタイプに、アーチ屋根タイプが加わり、アイテムが充実する。

 大梁のH形鋼を高周波誘導加熱で所定の曲率(最小曲げ半径24メートル)に曲げ加工、柱と母屋はノンウェルド(無溶接)工法で接合する点が特徴。すでに千葉県八千代市のニッケテニスドーム八千代に採用され、スポーツ施設などで意匠性をセールスポイントに販路を開拓。今後、ティオ全体で年間150棟を販売、うちアーチ屋根は10棟の受注をめざす。引き続き新規格の商品化を推進、システム建築事業の拡大を図る。

 規格型システム建築「ティオ」は工期短縮化、低価格、高品質をコンセプトとし、在来工法より約25%のコストダウンと工期短縮を実現させた。

 新たに商品化されたアーチ屋根タイプは対応スパンが15―35メートル(積雪50センチの場合)、最小曲げ加工半径が24メートル(スパン15メートルの場合)。加工態勢や現場施工の標準化によって基礎、鉄骨、屋根など従来の切妻タイプに比べてコストアップは15―20%程度に抑えられるという。






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