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材料:   ステンレス  ニッケル  チタン    アルミ  その他
形状: 鋼板  鋼管  線材  棒鋼
用途: 自動車  建設
環境: リサイクル  鉛フリー  クロムフリー  カドミフリー  処理機械  アスベスト
製品・技術: ボルト  溶接・接合  めっき  加工  超電導  アモルファス  磁石  表面改質
         防食  金属粉末  熱処理

2008年 > 新製品・新技術情報バックナンバー
3/31  豊橋技術大、マグネシウム合金板の新プレス成形法を開発
3/25  日立金属、プラスチック成形用の金型用鋼で新製品
3/25  住友金属、新高張力鋼板を開発=溶接部の疲労強度高める
3/18  神戸製鋼、アルミ厚板を新開発
3/7  東芝マテリアル、低照度でも反応する光触媒を開発
3/7  JFEコンテイナー、高強度ドラム缶開発 国内初のハイテン材使用
3/4  フジクラ、メタノール燃料電池を開発 ヒートパイプで小型化

豊橋技術大、マグネシウム合金板の新プレス成形法を開発  豊橋技術科学大学・生産システム工学部の森謙一郎教授中心とする塑性加工研究室は、低コストで行える、マグネシウム合金板の冷間2段プレス成形法の開発に成功した。

 摂氏500度で焼なまし処理を行うことで成形性を改善。その後、常温で2回に渡りプレス加工を施すことで、ノートパソコンに使用されるような底の浅い角筒容器を成形できることを実証した。本技術を実用化することで生産コストを抑えることができ、マグネシウムの普及拡大につながる技術として注目されている。

 研究では、一般的なマグネシウム合金板「AZ31B」(板厚0・5ミリ)を使用。通常冷間深絞り加工の限界絞り比は1・3―1・5程度だが、同500度で焼なまし処理し展性を高めることで、限界絞り比が1・7まで改善することを実証。

 また、加工が難しいノートパソコンの筐体のような底が浅い製品でも、2段階に分けてプレス成形することで、常温でマグネシムのプレス成形が可能なことを証明した。

日立金属、プラスチック成形用の金型用鋼で新製品  日立金属は4月からプラスチック成形用金型用鋼の新製品を発売する。自動車や家電、OA機器向けなど量産精密成形分野に拡販、汎用量産プラ型材市場に新規投入し、初年度売上高は15億円を見込む。

 発売するのは「HPM―MAGIC」。MAGICシリーズの第2弾として、昨年発売した「CENA1α」に続く新世代プラスチック金型用鋼となる。CENA1αはウエルドラインレス成形用として国内外で高評価を得ている。

 HPMは、従来の40HRCプリハードン鋼と比べて靭性が高く、切削加工性、溶接性、窒化特性に優れる。安定した鏡面性も特徴だ。

住友金属、新高張力鋼板を開発=溶接部の疲労強度高める  住友金属工業は24日、溶接部での疲労強度を高めた世界初の高張力厚鋼板「FCA―W鋼」を開発したと発表した。適用部位の疲労寿命は、従来のハイテン鋼より約2倍以上に改善でき、ライフサイクルコストの低減が期待できるという。

 日本海事協会の特別承認を受けて、川崎造船が建造するモス型LNG(液化天然ガス)船(09年9月竣工予定)に約50トンの採用が決まった。販売目標は年間約5000トンで、1年以内の船級取得をめざす。今後は、橋梁や建設機械など他の鋼構造物分野への適用も検討していく。

 「FCA―W鋼」は、FCA鋼の厳密な成分調整により、これまで不可能とされてきた溶接部の疲労強度向上を実現した。同社が2001年に開発したFCA鋼(耐疲労鋼)の疲労亀裂進展を抑制する機能に加えて、溶接部の疲労亀裂発生を抑える機能をあわせ持つ。

 鋼構造物の疲労強度設計に直接反映できるため構造設計面での自由度が増し、板厚増や補強部材を使用することなく適用部位の寿命延長が可能になった。価格面では約3割のエキストラを見込むが、船体の重量増を避けることで燃費が向上し、工作面では応力集中を避けるグラインダー加工が省略できることでコスト削減が期待できるという。

神戸製鋼、アルミ厚板を新開発  神戸製鋼所(アルミ・銅カンパニー)は17日、アルミ厚板の新製品「アルジェイド」を開発し、本年5月から生産を開始すると発表した。価格については製品の機能向上にともない、従来の5052一般材と比べ高く設定し、「加工賃で5―10%は高いものにしたい」(村上靖博・アルミ板営業部東京第1グループ課長)との考えで、既存の一般材から置き換えを図っていく。

 今回新たに販売する「アルジェイド」は、これらユーザーニーズを取り込み、半導体・液晶製造装置や太陽電池パネル製造装置、ロボット・精密機械などでの採用をめざす。商品特性としては、同社のハイエンド分野向け高精度アルミ厚板「アルハイス―2」に次ぐ高機能を実現。

 サイズについては、幅1000ミリメートル×長さ2000ミリメートル、1250ミリメートル×2500ミリメートル、1525ミリメートル×3050ミリメートルのいわゆる定尺品をベースに、板厚4―30ミリメートルの範囲で対応可能。平坦度は5052一般材の1メートル当たり1・2ミリメートルと比べ、同0・6ミリメートルへ向上させた。残留応力に関しては、独自の熱処理ノウハウを駆使し、5052材と比較し2分の1にまで低減した。

東芝マテリアル、低照度でも反応する光触媒を開発  東芝の全額出資子会社である東芝マテリアル(横浜市)は5日、世界で初めて室内などの低照度環境にも適用できる可視光応答型の光触媒(写真)を開発したと発表した。原材料に酸化チタンを使わず、酸化チタン系光触媒の30倍以上のガス分解性能を実現した。2008年に量産を始め、11年に売上高100億円規模をめざす。

 開発した光触媒は酸化物の複合材。詳細は明らかにしていない。

 紫外光を含まない白色LEDの光でも同じ効果がある。光触媒の性能としては、30倍以上の有害物質分解性能があるほか、抗菌作用も50倍以上ある。白金などの貴金属も使わない。従来の光触媒と同じ長期安定性もある。

 従来の光触媒は酸化チタン系の材料で紫外光に反応するものが主流。用途も屋外に限られていた。室内用に開発された酸化チタン系可視光応答型光触媒では、十分な触媒反応を起こすには6000ルクス以上の照度が必要で、実際の室内光の低照度域では十分に反応しなかった。

JFEコンテイナー、高強度ドラム缶開発 国内初のハイテン材使用  ドラム缶最大手のJFEコンテイナーは6日、ドラム缶用ハイテン鋼板を胴板に使用したドラム缶を開発したと発表した。ハイテン材を使用したドラム缶は国内で初めてという。

 ハイテン材の使用で板厚を薄くしても強度を確保でき、ドラム缶の軽量化に役立つ。JFEコンテイナーによると、板厚換算で約15%強度が向上し、板厚1・0ミリで従来材1・2ミリと同等の強度を持つ。3月からサンプル品出荷を開始し、将来はドラム缶の胴板全量をハイテン材に置き換える予定だ。

 天地胴板1・2ミリの一般的なドラム缶と比べ、胴の板厚を1・0ミリにすると重量は約2キログラム軽量化し、22キログラム程度となる。鋼材使用量が減少することから、価格は5%弱、120円程度安くなるという。

フジクラ、メタノール燃料電池を開発 ヒートパイプで小型化  フジクラはメタノール燃料電池の試作品を開発した。熱伝導部品のヒートパイプの技術を応用し、電動ポンプを使わずに燃料の液体メタノールを輸送できるのが特徴。電動ポンプを使わないので小型化でき、ノートパソコン、ビデオカメラなどモバイル機器の充電用電池、内蔵電池としての使用を想定する。2009年度中の実用化をめざす。

 試作品は110×80×10ミリメートルの大きさで出力2・5ワット、出力密度1平方センチメートル当たり50ミリワット。化学反応で電気を発生する燃料電池スタック(燃料電池セルの集合体)と、メタノールを格納する燃料タンク、燃料タンクからスタックにメタノールを運ぶ輸送システム、電圧を調節するDC―DC変換部で構成。今回は燃料輸送システム部分を独自開発した。