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2009年07月03日(金)
 高炉メーカーは、低迷が続く高炉ガス管の実需に対応し、7―9月も大幅減産を継続する動きにある。4―6月の生産量は、至近5年間の四半期ベース平均生産量を50%前後下回る見通しだが、需要が底割れしている状況下で、7―9月の流通再販量は4―6月と同レベルになるとの見方が大勢を占めていることから、高炉メーカーは実需見合いの生産を徹底し、適正な在庫水準に調整していく。
 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)はこのほど、2009年度資源案件に係る円借款形成調査・民間インフラ案件形成調査の第1回公募提案事業に、三井物産などが進める西アフリカのブルキナファソでのタンバオ・マンガン鉱山鉄道整備調査を採択した。

 同事業は資源探鉱・開発へ向けたプレFS(事業化調査)で、タンバオ鉱山から産出されるマンガン鉱石の安定積み出しのため、タンバオから隣国のコートジボアールの積出港アビジャンまで約1600キロの鉄道整備事業の事前調査として実施される。

 同鉱山の推定埋蔵量は2000万トンに上り、三井物産では世界最後の未開のマンガン保有国ともいわれるブルキナファソで同事業を将来の権益獲得につなぐ方針だ。経済産業省でも資源安定供給確保と途上国援助の観点から、官民連携の資源開発事業として支援していく。
 韓国・現代製鉄は今週中に日本産鉄スクラップの輸入商談を国内商社と行い、指標品のH2をトン2万5500―2万6000円前後、新断トン2万8000円前後(ともにFOB)で契約した。東アジア向け輸出価格としては、前週比ほぼ横ばい。米国鉄スクラップ市況が強含みに転じているため、日本からの調達を進めたとみられる。
 東京地区の表面処理鋼板扱い筋で値上げ機運が高まっている。メーカーの減産によって在庫調整が進んだことで、ベースサイズを中心に市中在庫に歯抜けが生じ、仲間取引を中心に引き合いが増加していることが背景にある。

 またアジアの薄板市況の回復で、韓国の単圧ミルが値上げ姿勢を示すなど輸入材価格が上昇気配になっていることも支援材料だ。主力の建築需要が低迷しているだけに先行き不透明感はぬぐえないが、扱い筋では今月初めから5000円程度唱え価格を引き上げている。
 韓国向け7―9月積みH形鋼輸出は、一部高炉メーカーがCIFトン580ドル(約5万5700円)で成約、4―6月比で80ドル近くの値上げが浸透し始めた。海外市況の上昇を受けて、620―630ドルの価格帯まで値上げ交渉を進め、今後さらなる価格引き上げを狙う。