2014年10月10日

『企業幹部による大学特別講義』 津山青史・JFES専務 最先端の鉄鋼材料

 日本鉄鋼協会は9日、名古屋大学で経営トップによる大学特別講義を開催、津山青史・JFEスチール専務執行役員が「日本が誇る最先端の鉄鋼材料とそのグローバル展開」をテーマに、学生や大学院生120人に対し講義を行った。

 津山専務は講義開催の前に、名古屋大学の赤崎勇特別教授と天野浩教授がノーベル物理学賞を受賞したことに触れ、「皆さんも夢と志を持って学んでほしい」とあいさつ、引き続きJFEスチールを紹介した。

 講義では東京スカイツリーの鋼材仕様や、鉄鋼を取り巻く状況と製造技術、鋼材に要求される特性と組織制御、さらに社会の安心・安全を支える厚鋼板の研究開発などを解説。

 最後に求められる人材として創意と熱意、誠意を持つことの重要性を強調。「世界を視野に変化に対応し、変革できる人材になってほしい。夢とともに地道な努力も必要。人付き合いと刺激を大切に努力をしていただきたい」と学生たちにエールを送り、大きな拍手を浴びていた。