2014年11月5日

コベルコスティーラーズ、宮城で復興支援活動 子供たちとタグラグビー交流会

コベルコスティーラーズ選手と子供たち
 神戸製鋼所ラグビー部のコベルコスティーラーズは1日、宮城県亘理郡の亘理町運動場で行われた東日本大震災の復興支援活動「タグラグビー交流会」(主催=柴田町ラグビースクール、源光男代表)に、佐藤貴志、濱島悠輔、田邉秀樹の3選手が参加した。同交流会は、タグラグビーを通じて被災地の子供たちを支援しているもので、当日は9校計10チームが参加した。また、前日の31日には亘理小学校を訪問し、約120人の生徒たちにラグビー教室を開催した。

 開会に先立ち、神戸製鋼所東北支店の角正純支店長は「コベルコスティーラーズは、1988年からの7連覇を含め計9回日本一になっている。今シーズンも非常に好調で、トップリーグ前半戦は負けなし。今日は現役3選手に加え、今村OBの4人で皆さんと真剣勝負する。技術をたくさん学んでいただき、この強靭な体にぶつかってほしい」とあいさつした。

 宮城県ラグビー協会顧問で、柴田町体育協会の髙橋利男会長は「日本で一番強いチームの現役選手が来てくれた。日本を代表する選手たちで、皆さんも良いところを見習い、これから行われるタグラグビーの県予選に生かしてほしい。今日は楽しんで頑張ってください」と語った。

 また、濱島選手は「限られた時間だが、皆さんとたくさん交流したい。何でも話しかけてほしい」と述べた。

 コベルコスティーラーズは、95年の阪神・淡路大震災で被災した際、全国から温かい支援を受けたことから、11年に起こった東日本大震災以降、さまざまな支援活動を行っている。11年には被災地へ防寒着を寄付したほか、支援物資の出発式に参加、福島県立福島高校ラグビー部を指導した。12年は釜石で清掃活動やラグビークリニックなどを行った。また、13年は福島県いわき市でラグビークリニックを開催するなど、今後も被災地の支援活動を継続していく考えだ。

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