2014年11月14日

東洋アルミ、干渉色顔料塗装 日本酒を発売

 東洋アルミニウム(本社=大阪市中央区、山本博社長)は12日、干渉色アルミ顔料「クロマシャイン」をボトルに塗装した純米大吟醸酒を、奈良県の酒造メーカー・梅乃宿酒造から販売すると発表した。今月19日から近鉄百貨店各店で限定200本を発売する。

 ボトルのデザインは、梅乃宿酒造の庭に咲き続けてきた梅の御神木をイメージし、黒漆に金箔を施して蒔絵風に仕上げた。黄金の梅には、クロマシャインと艶のある金の箔押し、シックな鈍光の金の3種類の金を使用し奥行きを表現。お酒を注ぐ角度によって色が金色からメタリックグリーンに変化する。

 純米大吟醸は、特別栽培した山田錦を梅乃宿酒造が35%まで磨き、厳選した奈良の水と選りすぐりの米麹、酵母のみを使って発酵。秘蔵の純米大吟醸酒で厳選した原料のため限定販売とする。内容量は720ミリリットル。販売価格は税抜きで1万5000円。主要取扱店は、近鉄百貨店のあべのハルカス近鉄本店と上本町店、奈良店、橿原店、生駒店。

 東洋アルミと梅乃宿酒造は、先月にも干渉色アルミ顔料クロマシャインを塗布した特製ボトル「月うさぎ」を製作し、2社が拠点を置く奈良県葛城市の市制10周年記念式典で、来賓に記念品として配布した。