2015年1月5日

日新製鋼ギャラリー、高岡銅器の彩り紹介 きょうから3月27日まで

伝統的な着色技術
 日新製鋼は、「日新製鋼ギャラリー」(千代田区丸の内)できょう5日から「彩る金属―金属工芸の街、高岡発 伝統の技、新たな輝く―」を開催する。鋳物産業の伝統のある高岡では、日本国内の90%以上の銅器が作られる。そこで培ってきた伝統的な着色技法による製品や、現代の生活シーンにマッチするように開発された製品を紹介する。また、日新製鋼グループでステンレスの表面処理加工を得意とする月星アート工業の製品を合わせて展示する。

 富山県高岡市は、400年を超える鋳物産業の歴史を持つ。モメンタムファクトリー「Orii」の折井宏司氏は高岡銅器の着色を専門とし、伝統の発色技法を薄板に応用することで新しい世界を広げてきた。その伝統的な技術を紹介するとともに、そこから生み出された製品、使われている道具を展示する。

 パネル解説では「歴史とものづくりの街、高岡」と題して、ものづくりの街となった歴史、背景のほか、伝統的な高岡銅器の実物を見ることができる。

 開催は3月27日まで(閉会日は予定)。祝祭日は除く月曜日から金曜日の午前9時から午後6時まで開催する。入場無料。