2015年2月5日

安倍総理、鉄鋼協会記念式典に出席 製鉄所勤務が財産に 日本鉄鋼業の発展に期待

 日本鉄鋼協会創立100周年記念パーティーに、安倍晋三・内閣総理大臣が来賓として出席した。

 安倍総理は創立100周年に祝辞を送った後、創立50周年記念祝賀会で祝辞を述べた佐藤栄作総理に触れ、「私の大叔父にあたり、大変ご縁がある」と会場の笑いを誘った。続けて「私自身は神戸製鋼所に勤めて、(パーティー会場の)中に入ってすぐ、かつての上司に頭を下げたところは、まだサラリーマン気質が残っているのかなと思う」とユーモアを交えて語り、「社会人としては加古川製鉄所の工程課厚板係がスタート。日本のモノづくりの職場は規律正しく、工程をしっかり管理しながら、製品の向上にみんなで取り組むことで操業技術、生産性ともに世界一になった。短い時間だが、日本製造業の強さを体感できたことは私にとって財産」と振り返った。

 営業時代は冷延鋼板輸出課で東南アジア向け輸出を担当。「当時、冷延鋼板輸出は、その後、社長になった三村(明夫)さんが新日鉄の輝ける課長で、私は三村さんのお客さんを取ることに生き甲斐を感じていた。日本商工会議所会頭になった三村さんと干戈を交えたことが私の誇り」と。

 「安倍政権でも、モノづくりを重視している」とアピールし、「鉄に替わるさまざまな素材も登場している。常にイノベーションに力を入れ、生産性を上げていくという日々の努力が必要で、鉄鋼協会の役割は大きなものがある」と高く評価。最後に「鉄鋼業が日本から無くなると言われた時代もあったが、(国内粗鋼生産量は)今や連続で1億1000万トンという時代を迎えている。さらに付加価値の高い鉄に変えていく努力をしながら、日本の成長のために大いに貢献してもらいたい。150周年、200周年に向けて、発展していくことを祈念している」と、日本鉄鋼業の発展に期待しつつ、あいさつを締めくくった。

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