2016年12月21日

西山将士さん(新日鉄住金)、ブラジルで柔道指導

 東京都などの主催によるブラジル・サンパウロ州での柔道指導の派遣団に、ロンドン五輪銅メダリストで新日鉄住金の西山将士さん(四段)が指導者の一員として参加し、ブラジル国内の指導者・選手など約200人へ柔道指導を行った。

 柔道指導は派遣期間中の11月19―20日に行われた。主な派遣者は関根忍・東京都柔道連盟会長、指導者として西山さんのほか、小室宏二六段、竹谷知記四段。ブラジル側からは指導者・選手のほか、在サンパウロ日本国総領事、同州柔道連盟、ブラジル講道館などの関係者が参加した。

 派遣団からは歴史や礼法・受身・柔道の人間教育といった講義、技術指導を行い、西山さんは「柔道の歴史」の講義と、足技(出足払、送足払、小内刈)の練習法を技術指導した。西山さんは「年齢・性別・国籍は関係なく、純粋に柔道を通じて会話することができました。ブラジル独特の武道文化に触れ、ブラジリアン柔術と柔道の関係や背景を知ることができ、すべてが勉強となる大変有意義な派遣でした」とコメントしている。