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台風19号 薄板流通にも影響 一部で代替加工の動き

記録的豪雨をもたらした台風19号による甚大な被害が東北や関東、長野などで広がっているが、薄板流通でも各社が週明けから被害状況の確認など対応に追われた。一部では鉄鋼商社を中心に代替加工の応援を依頼する動きも出てきている。

大きな被害としては、福島県郡山市や長野県千曲市で、一部のコイルセンターが浸水被害に見舞われ、現在も復旧のめどが立っていないもよう。福島県内の他のコイルセンターは被災を免れ、人的、物的ともに被害なしとの声が多数聞かれた。

茨城や栃木でも河川が氾濫した地域に近接するコイルセンターが複数あったが、工場への浸水は回避。宮城県のコイルセンターで、強い雨が吹き込み、構内に水が入ったところもあったが、設備への影響はないという。

ただ、台風被害の全容はいまだ判明しておらず、関係者は「顧客の被害状況が心配」と話す。水が引いていない地域もあり、道路の遮断により、輸送に支障が出るのは確実とみられ、物流停滞への懸念が強まっている。