2017年6月30日

ニッケル銑鉄生産、インドネシアで急増へ

 中国企業の相次ぐ投資によってインドネシアのニッケル銑鉄の生産が急増する見込みだ。青山控股集団はじめ12社の工場がすでに稼働。新規2社進出と既存工場の能力増強で合計年産能力は2018年末に現在の1・8倍の470万トン強に増える。ステンレス製品を一貫生産する計画も具体化し始め、ステンレスの一大生産国となる見通し。製品を輸出する可能性は高く、近い将来、東南アジアや日本など海外のステンレス企業に影響を及ぼすことになりそうだ。