2012年6月15日

銅スクラップ、発生回復 見通し立たず

 銅スクラップの発生不足が深刻化している。伸銅メーカーの生産不振で国内の銅スクラップ需要は総じて弱いが、4月から続く銅価下落で市中発生薄に拍車が掛かり、銅系品種を中心に7―9月期の需給タイト化が懸念されている。相場水準が回復するまでは発生増は期待できず、今後は問屋各社が高値での集荷を強いられる局面となる可能性が高い。

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