2012年8月10日

銅板需要低迷が長期化 民間の設備投資鈍く

 銅板の需要不振が長期化している。民間企業の設備投資が低調なのに加え、電力会社の設備投資が抑えられているためだ。銅板をメーンに扱う伸銅品問屋には、取扱量が東日本大震災前の7割程度に落ち込んでいるところもあるなど深刻な状況で、「今年いっぱいは大した回復を期待できない」(都内の伸銅品問屋)との悲観的な見方も聞かれる。