2014年5月20日

タツタ電線、中計目標 営業益52億円

タツタ電線は19日、都内で経営説明会を開催し、中期計画として3年後の2017年3月期連結業績目標を売上高590億円、営業利益52億円と設定して、営業利益率8・8%の実現を掲げた。利益率は電子材料のペースダウンで13年度実績を0・4ポイント下回るものの、主力の電線ケーブル事業は収益が好転。このうち電線ケーブルは前年度に黒字転換し、16年度売上高332億円、営業利益12億円、営業利益率が3・6%まで回復する。本年1月には1億3700万円を投じて立井電線を子会社化するなど、電線分野を強化。同社は多軸経営・複線化運営による事業価値の継続的向上を基本方針に据え、電子材料とともに電線ケーブルの収益拡大にも注力する。

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