2014年11月20日

黄銅棒生産、10月改善 需要見通し まだら模様

黄銅棒の需要見通しが割れている。9月に1万5000トンを割った国内生産量は10月に若干改善したもようだが、多くのメーカーや問屋関係者が「稼働日数の問題」(都内の大手問屋筋)と冷静に分析。年度内は足元並みの需要環境が続くのではないかと弱気な見通しが聞かれる。一方で「受注減は先月で底入れした」(大手メーカー役員)との見方も一部あり、夏前の1万6000トン台回復への期待感が完全に払しょくされたわけでもない。