2018年8月31日

フジクラ、品質管理で不適切行為 電線・部品で70件判明 JIS認証審査でも

 フジクラは31日、同社グループ製品の一部において、品質に関する不適切な事案があったと発表した。不適切事例は、同日時点で分かっているもので70件、対象顧客66社(汎用製品は含まず)。対象期間は1987年以降で、10拠点(同社4拠点と子会社6社)が関係していた。不適切事案の中でJISマークを表記した製品において、JIS認証維持審査における品質管理体制の変更に関する手続上の不備が4件あると分かり、汎用的な使用製品について不適切な事例が確認されたため、判明時点での公表を決めた。同社は汎用品を含め、9月中旬をめどにすべての顧客への説明を完了させたいとしている。