2018年12月20日

神戸製鋼、米アルミ押出拠点増強

 神戸製鋼所は19日、自動車のバンパーや骨格材に使われるアルミ押出材の米国製造拠点(KPEX)に約4200万ドル(約47億円)を投じ、生産能力を従来比2倍の月約1000トンに引き上げると発表した。新ラインは2020年前半の量産開始を予定する。北米の自動車各社は燃費規制対応のために車体の軽量化を進めており、バンパーなどの車体表面のほか、骨組み(構造材)の一部でもアルミを採用し始めている。神鋼もKPEXの増強で拡大する需要に対応する。