2019年3月15日

特金スクラップ 一転、荷繰り懸念浮上

 ニッケル系を主とする特金スクラップの先行き不透明感が強まっている。足元はニッケル相場高によって先高観が強まり、市中取引が活気づいた2月から一転して、荷繰り懸念が浮上してきた。昨年からの値決め方式をめぐる混乱も尾を引いており、大手需要家であるステンレスメーカーの4月事業統合によって納入条件変更も予想されており、不安要素が多い春を迎えている。