2019年5月27日

込み黄銅 滞留の可能性

 込み黄銅の輸出価格が今後下落し、市中で滞留する可能性が出てきた。主要な向け先である中国で景気悪化に伴い黄銅棒メーカーの買い気が弱くなっていることや、欧州の込み黄銅の方が割安に手当てできることが背景にある。また、中国では7月から込み黄銅を含む第6類スクラップの輸入規制が始まるため、輸入枠の減少などになれば「日本からの輸入量を減らし、欧州の数量を維持するかもしれない」(中国の黄銅棒メーカー関係者)との話が聞かれる。

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