2019年6月6日

旋盤業者の採算悪化 関西地区

 関西地区で黄銅棒旋盤業者の採算が悪化している。加工に伴って発生する黄銅削り粉の売値が値崩れし、製品仕入れ価格との値差が急速に開いているためだ。産業新聞社調べによると、その値差は今年に入りキロ40円以上広がった。樹脂などへの素材シフトが検討される中、関係者は「素材離れがいっそう進むのでは」(黄銅棒問屋)と危機感を募らせている。