2020年4月1日

非鉄相場 上期、下振れ懸念強く

 上半期の非鉄金属相場は、下振れリスクへの警戒感が強まりそうだ。個別のファンダメンタルズ(需給要因)だけに焦点を当てれば、現在の価格水準が下値になっても不思議ではない。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大による人や物の移動制限が長期化するようなら、非鉄需要への悪影響が懸念される。逆に、ウイルス問題が収束に向かえば、これまで売られ過ぎていた反動や各国政府の金融緩和策などが下支えとなり、大きく反発する可能性も出てくる。