2013年1月30日

新日鉄住金ソリューションズ、コモディティ商品取引のリスク管理ソフト開発

 新日鉄住金ソリューションズは29日、一般法人および商社向けに、エネルギー・非鉄金属・貴金属・穀物などコモディティ商品の現物およびデリバティブ取引の一元管理を可能にした、リスク管理パッケージソフトウエアを開発したと発表した。

 開発したのは「ラティスファード」と名付けたリスク管理パッケージソフトウェア。コモディティ取引では、対象の商品価格の変動や為替など多様なリスクがあり、先物取引や先物為替予約などのデリバティブを交え取引を行うが、ポジション管理を適切に行うためにはシステムが必要。ただ、多くの企業は人手による管理に頼っているのが現状とされる。

 新開発のパッケージソフトでは、標準化したシステムにより、正確性を確保したタイムリーなポジション・損益管理、適切な取引リスク管理(現物・デリバティブ取引)、属人化を排除し第三者性を担保した内部統制対応、管理業務負荷の軽減・業務効率化をサポートするとしている。

 また、マルチランゲージ(複数の言語)対応を実現しており、海外展開にも対応可能。さらにはドットフランク法や、IFRSなどを背景にした取引管理の厳密化への対応も視野に入れた、継続的な機能追加も行っていく。

 提供方法は、オンプレミス型(利用企業へのソフトウェア導入)、サービス型(インターネット経由利用)の2パターンがある。

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