2018年11月20日

JFES・JFEシビル ハーフ十字ブレースダンパー、国内最大級の高軸力タイプ開発

 JFEスチールは20日、グループのJFEシビルと建物の揺れを効率的に低減する耐震・制振デバイスの座屈拘束ブレース「ハーフ十字ブレースダンパー」で国内最大級の高軸力タイプを開発したと発表した。軸力材に高強度鋼である建築構造用550N/平方ミリのTMCP鋼材「HBL(ハイビル)385」を適用し、従来製品と比べ約2倍の軸力を発揮。降伏軸力が約1万5000KN級の高軸力ブレースを実現する。日本建築総合試験所から本年10月構造安全性と設計法の認定を取得、建築技術性能証明の改定を受けて、高層から超高層建築物を中心に販売を開始した。製品の製造、販売はJFEシビルが行い、ブレース単体で18年度に1億円、鋼管使用も含めたブレースシーリーズ全体で同20億円の販売を目指す。

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