2009年9月28日

KSサミットスチール、群馬、千葉に加工集約

神戸製鋼所―住友商事系の大手コイルセンター、KSサミットスチール(本社=東京都中央区)は25日、10月をめどに埼玉工場(埼玉県八潮市)を閉鎖し、加工拠点を群馬工場(群馬県邑楽郡)と千葉工場(千葉県市川市)の2工場に集約・再編することを明らかにした。

 埼玉工場は大型・小型レベラー各1基、大型スリッター1基を備え、家電向けなどを主力に月間3500トン程度の加工を行っていた。しかし、2005年の「つくばエクスプレス」の開業に伴い、工場周辺が都市区画整理の対象地域となり、かねて工場移転・集約が検討課題となっていた。こうした中、今秋から工場前の道路拡幅工場が本格化することになり、一部ラインの稼働や配送業務に支障をきたす恐れが出てきたため、閉鎖を決めたもの。