2010年1月25日

東京製鉄、コラムに参入 田原に造管設備

 東京製鉄は150億円を投じ、鋼管事業に参入する。田原工場で造管設備を設置中で、大径角形鋼管(コラム)を含めた角形鋼管を生産。3月に生産を始め、早ければ2010年末にも販売を開始する。店売り向けを中心に年間生産は10万トン程度を予定している。

 「客先からの要望に応えるために、生産を開始する」(大堀直人常務)。主にH形鋼在庫業者からの要望が高かった。鉄骨造(S造)の梁材として使用するH形鋼とともに、柱材として使用するコラムも販売し、相乗効果による販売増をめざす。

 造管設備は田原工場の第二期工事として当初は10年末に設置を予定していた。経済情勢が著しく変化するなか、川下分野の充実を急ぐべきと判断した。