2010年5月18日

高炉、「ひも付き」攻防続く

 高炉メーカーと自動車・電機メーカーなど大手需要家との間のひも付き価格交渉の攻防が激しくなってきた。4―6月分として1万5000―2万円という大幅な値上げ要請額に加えて、四半期改定という従来の取引形態の変更を迫る課題がある中、高炉メーカー・需要家両者ともに妥結点を見いだせない状態が続いているが、7―9月の原料価格の上昇圧力が強まっていることもあり、一部需要家の間では値上げに対する理解を示す動きも見られるようになってきた。

スポンサーリンク