2010年6月21日

仁淀鉄鋼、攻めの経営に転化

 仁淀鉄鋼は今年度、守りから攻めの経営に転じる。設備投資も大型案件を進める方針で、第1弾として奈良工場(奈良県磯城郡)の大型スリッター1基(2号スリッター)を全面更新する。投下金額は約5億円で、来年2月に新鋭設備(米盛鉄工所製)を導入し、3月から稼働させる。

 老朽化対策に加え、ウエートが拡大している自動車向けの加工対応を強化する。また、人材教育と世代交代を進めるとともに、社長交代を契機に権限委譲を行い、他社との差別化を図る。