2010年8月13日

中国・異形棒市況、原料高で続伸

 アジアの異形棒鋼市況が続伸した。世界的に鉄スクラップ価格が上昇局面を迎えているためで、底値から中国でトン365元(4600円程度)、台湾で1300台湾ドル(3500円程度)切り上がった。日本からの輸出についても、異形棒鋼はいぜん厳しい状況だが、ビレットは久方ぶりに成約、安値から40ドルほど上昇した。鉄スクラップ価格の動向次第だが、しばらく上げ基調で推移しそうだ。

 中国市況は足元、トン3950―3980元(約5万円、上海地区)。7月上旬に3600元まで下落した後、中旬にかけて市況は反発、現在も強基調を維持している。