2011年5月17日

新日鉄、飲料缶大手と値上げ合意

 新日本製鉄は大手飲料缶メーカーと、缶用鋼板価格について、4月出荷分からトン当たり2万円の値上げで合意した。上げ幅は製品によって異なり、8―13%。新日鉄は鉄鋼原料などのコスト増を製品価格に転嫁する。大手飲料缶メーカーの値上げ受け入れにより、新価格の浸透が進みそうだ。製缶メーカーにとっては鋼材コスト増の缶価格への転嫁、収益性の回復が課題となる。