2011年7月27日

回復ペース内外で明暗 鉄鋼4―6月決算期入り

 2011年4―6月期決算発表シーズンを迎え、韓国POSCO、米国のUSスチールやニューコアなど海外大手は、26日までに相次ぎ増収増益決算を公表した。米リーマン・ショックの影響が残っていた1年前と比べ、販売量や価格が回復したためで、POSCOの場合はコスト削減努力や原料キャリーオーバーなど一過性の増益要因も寄与した。

 一方、日本の鉄鋼メーカーは東日本大震災による需要減、円の独歩高による輸出採算の悪化など特殊減益要因があり、収益回復ペースは海外メーカーと異なりそうだ。

スポンサーリンク