2011年12月9日

神戸製鋼 神戸・加古川、溶銑処理を増強

 神戸製鋼所は8日、製鉄所の競争力強化に向けて、加古川製鉄所と神戸製鉄所の溶銑処理能力および、加古川製鉄所の厚板熱処理能力を増強すると発表した。

 投資額はトータルで約360億円。今回の投資が完了することで、鉄鋼事業部門におけるオンリーワン製品の売上高比率を、2010年度実績の30%から、15年度をめどに50%に引き上げる方針。溶銑処理能力の増強では加古川、神戸の両製鉄所合計で年間約100億円のコストダウン効果が見込まれている。