2011年12月21日

日新・日金工、公取委の一次審査で統合承認

 日新製鋼と日本金属工業の経営統合に関して、公正取引委員会が一次審査で承認していたことが20日、分かった。14日に決まった「新日鉄住金」の合併承認に続き、鉄鋼業界での大型再編がさらに進む。統合で市場シェアが高まるステンレス冷延鋼板などの製品の問題解消措置もなかった。

 今後、両社は来年10月の新会社発足に向けて、両社社長を委員長とする経営統合委員会を中心として、共同株式移転の方法により持ち株会社を設立。両社はその完全子会社として傘下に入り上場廃止となる。その後、完全親会社となる共同持ち株会社が新規上場申請を行う予定だ。