2012年1月31日

丸一鋼管、メキシコに車鋼管拠点 年末にも稼働

 丸一鋼管は30日、米国子会社のマルイチ・アメリカン・コーポレーション(MAC)とMKK USAが、伊藤忠丸紅鉄鋼、豊田通商と共同出資でメキシコに新会社「マルイチ メキシコ」(MARUICHIMEX)を設立し、本年末の稼働予定で現地に自動車用鋼管工場を建設すると発表した。

 第2次中期経営計画で“海外事業の充実と拡大”を重要戦略の一つに掲げており、北米事業をさらに強化し、グローバル展開を進める日本の自動車メーカーの現地生産をサポートするのが狙い。新会社の資本金は1000万ドル(約7億8000万円)、出資比率はMAC60%、MKK USA20%、伊藤忠丸紅鉄鋼と豊田通商が各10%。社長は森田渉・MAC社長が兼任する。生産能力は第1期で年間1万2000トン、第2期投資後には2万4000トンとなる。

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