2012年2月24日

住金物産、上海コイルセンターの能力増強

 住金物産は23日、上海市に持つステンレス鋼板主体のコイルセンター(CC)、上海藝友金属制品の加工能力を拡張すると発表した。新たに工場棟を建設し、スリッターラインとレベラーラインを増やす。日系企業中心に鋼板需要が拡大しているため。投資額は約5億円。新設備は2012年11月に稼働し、加工能力は月間約1万1000トンと約4000トン増える。

 中国に計3社構えるCCは、いずれも稼働が堅調で、短納期など現地加工ニーズへの対応を継続して強化する方針。