2012年3月1日

東京地区の構造用鋼、供給過多 弱含み

 構造用鋼は2月中に一段下落し、機械構造用炭素鋼(SC、丸鋼)はトン12万5000円、クロムモリブデン鋼(SCM、丸鋼)は15万円どころとなった。需要自体はひも付きを中心に堅調だが、店売りは今一つの状態が続き、供給過多で需給バランスが崩れつつある。メーカーが契約価格を引き下げていることや、輸入材の増加で年末比トン5000円程度下がっているもよう。円高で輸出向けの鋼材余力が国内向けに向かっていることも供給過多の要因。