2013年4月11日

東京地区の針金、素材上昇に強含み

 針金は強含み推移。市中価格は4ミリがトン当たり19万円、2ミリが21万円中心となっている。素材の普通線材がトン5000―1万円程度値上がりした影響で、加工メーカーによる出荷ベースで製品価格が上昇。流通の再販価格も直近で切り上がった。一方、需要環境が好転しない中で、「ユーザーからの理解を得るのは困難」(問屋筋)との声が大勢。流通では、年度末にかけて2000―3000円程度の値上げが進んだもようだが、今後の一段の値上げには不透明感が漂う。