2013年9月17日

ノボル鋼鉄、名取に機械加工新拠点

 特殊鋼流通のノボル鋼鉄(本社=東京都千代田区、三上聡彦社長)は、宮城県名取市に「第2テクニカルセンター」の新設を計画している。福島県南相馬市に、機械加工主力のテクニカルセンターを擁するが、東日本大震災で被災。福島第1原発の問題なども抱えており、従業員の一部は静岡や羽田、仙台の拠点に分散していた。「稼働率は従来の4分の1、オペレータは3分の1で運営している」(三上社長)が、足元で加工量は増えている。人手不足の中で拠点の有効活用を検討したところ、新工場を設立するめどが立った。総投資額は約6億円の見込みだが、国の補助金などを活用し、実質負担額は「半分程度」という。

スポンサーリンク