2013年10月11日

新日鉄住金・新日鉄住金エンジ、津波堆積物を建材に

 新日鉄住金と新日鉄住金エンジニアリングは、鉄鋼スラグを利用することで、津波堆積物を建設資材として利用可能な良質土(カルシア改質土)に再生するカルスピン工法を開発し、8月に土木研究センターの建設技術審査証明を取得した。分別することで、がれきを3―6割減量化することができ、改質土は海岸防潮堤や道路盛土などの公共工事に有効活用できる。3月から岩手県釜石市で20万トン規模の津波堆積物の再生処理を進めており、改質した土は釜石市の整備工事に利用される予定で、復旧・復興に貢献する。