2013年11月8日

三井造船、玉野に自動面取り装置導入 国内初の大型鋼板部材用

 三井造船は7日、国際海事機関(IMO)が定める新バラストタンク塗装性能基準(PSPC)に対応、岡山県の玉野艦船工場に国内初となる大型鋼板部材用の自動面取り装置を導入したと発表した。新塗装基準の適用で、これまでより厳格な塗装が求められることになり、船舶の鋼材端部の面取り技術も一段と厳しくなる(面取り品質角度2R以上)。このため長さ10メートルを超える大型鋼板部材の表裏面を自動で面取りする装置を考案、このほど本稼働した。面取り作業時間は従来の半分となり、作業効率の大幅改善が図られる。