2014年4月25日

新日鉄住金、スーパーダイマ タイで現地生産へ

 新日鉄住金は25日、タイで戦略商品の高耐食性めっき鋼板「スーパーダイマ」の現地生産に乗り出すと発表した。豪鉄鋼メーカーのブルースコープ・スチールと折半出資で展開するNSブルースコープ・コーテッド・プロダクツ(会長=樋口眞哉・新日鉄住金副社長)のタイ生産拠点の設備を約30億円(3300万豪ドル)を投じて改造し、2015年第3四半期(7―9月)に製品供給を開始する計画。戦略商品の現地生産化で、NSブルースコープ主力の建材事業の差別化を進めるとともに、「チャイナ・プラス・1」の動きで製造拠点が再び集積しつつあるタイなど東南アジアで家電分野に本格進出する。普及状況などをみて、今後、北米・東南アジアなど他の事業拠点での現地生産化も検討する。