2014年5月27日

政府SIP、日本産業の優位性確保 革新的設計生産技術 研究開発計画が始動

 政府の総合科学技術・イノベーション会議が主導し、府省の枠組みを超えて科学技術革新を図る戦略的イノベーション創造プログラム(SIP=エス・アイ・ピー)の「革新的設計生産技術」研究開発計画が始動する。モノづくり分野では産業競争力の強化を念頭に基礎研究から実用化、事業化までを見据え、革新的な設計生産技術により、グローバルトップを勝ち取れる産業育成を進める。2014年度には全体で約500億円の予算を確保、このうち65%にあたる約325億円をモノづくり関連などに配分。地域の企業、個人を生かして設計、生産・製造をつなぎ、顧客満足度が高く、高付加価値のモノづくりスタイルの確立を目指す。