2014年8月20日

鉄スクラップ、市況に底入れ感台頭

国内鉄スクラップ市況に底入れムードが台頭している。先週12日実施の関東テンダーで平均落札価格が、国内鉄スクラップ価格を上回ったことなどが要因。電炉各社が定期炉修を実施する夏季減産期を迎える一方、旧盆期間を挟むことで市中鉄スクラップ流通量も落ちるため、国内の需給バランスは低位安定していたが、「輸出価格の上昇に伴い、市中流通の市況に対する先行き不安、先安ムードが解消されている。特に輸出依存度の高い地域で需給に影響が出てくるのでは」(同)と見る向きが強まっている。

スポンサーリンク