2014年12月2日

関西地区、鉄スクラップ下落

 関西地区鉄スクラップ市況が先週末に下落局面を迎えた。東京製鉄が先週29日入荷分から岡山工場、九州工場、高松鉄鋼センターで鉄スクラップ購入価格を一律トン500円引き下げたことを受けて、大阪・姫路地区でも一部電炉メーカーが買値の引き下げを実施。電炉各社の買値引き下げは一斉には広がっておらず、価格対応にバラつきが生じているが、「全体的に電炉各社の鉄スクラップ在庫水準は高く、入荷も比較的堅調なことが東鉄への下げ追随につながったのでは」(流通筋)とみる向きもある。