2014年12月3日

建設用鋼材市況、こう着状態で越年へ

 建設用鋼材市況は、こう着状態のまま越年しそうな状況だ。建設用鋼材の主要品種のH形鋼の荷動きは秋口から上向いたとの声もあり、下げムードは払しょく。メーカーが価格を維持している中で、流通は価格重視の販売姿勢を強めている。鉄スクラップ電炉買値などの動向を見て、需要家からの下げ要求も根強くあるものの、大きな値動きのない中、流通やメーカーの価格改定も年明け以降になりそうだ。