2014年12月4日

関東鉄スクラップ市況、実需さえず様子見商状

 関東鉄スクラップ市況は、こう着状態のまま12月入りしている。円安を背景に先月上旬まで日本産鉄スクラップの輸出市場における価格上昇、これに連動した国内電炉メーカーの鉄スクラップ買値引き上げが見られたものの、中旬を過ぎて相場反発の動きは沈静化。為替要因以外では国内外とも実需は盛り上がりを欠き、様子見商状となっている。今週に入り一部高値から引き下げる電炉メーカーもあって、市中ではやや弱含みとの指摘がある。